一番重要なことは継続。

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Mindset
VOL. 01 MINDSET

頑張らなくていい。でも、ゼロにはしないでほしい。

「続かなかった」を、もう、自分のせいにしないでほしい。

筋トレを1年続けられる人は、わずか0.3〜4%だと言われている。

ある調査が出した数字だ。100人始めて、1年後にも続けているのは多くて4人、少なければ1人もいない。

この数字を見て、どう思っただろうか。

「やっぱり、自分が弱いだけじゃなかった」と少しほっとしたかもしれないし、「じゃあ自分が続かなかったのも仕方ないか」と諦めの気持ちが湧いたかもしれない。

どちらでもいい。ただ、ひとつだけ伝えたいことがある。

続かなかったのは、
あなたの意志が弱かったからじゃない。

もっと、優しく説明できる理由がある。そして、それを知れば、次はもう少し長く続けられるようになる。少なくとも、自分を責めながら始める必要はなくなる。

この記事は、「正しい動機を持ちましょう」とか「強い意志を持ちましょう」みたいな話じゃない。今のあなたのままで、無理なく続けられる方法を、一緒に考えるための記事だ。

肩の力を抜いて、読んでほしい。

まず、いちばん最初に言わせてほしい。

何の動機であれ、始めようと思ったその瞬間が、もう素晴らしい。

「痩せたい」でもいい。「モテたい」でもいい。「健康診断の数値が怖くて」でもいいし、「インスタで見た人みたいになりたい」でも、「彼氏/彼女に振られて見返したい」でも、ぜんぶ素晴らしい動機だ。

世の中には「動機が浅い」「目的が曖昧」と言って人を否定する記事がたくさんある。でも、私はそうは思わない。

人が何かを始めるとき、その理由はだいたいシンプルだ。シンプルだからこそ、始められる。「人生の意味を見つけてから始めよう」なんて言ってたら、一生始められない。

「痩せたい」と思った瞬間、ジムを検索した瞬間、家でスクワットをやってみた瞬間。それはもう、何もしなかった昨日の自分とは違う自分になっている。

だから、まず自分の動機を否定しないでほしい。

そして、もし続かなかったとしても、「動機が浅かったからかも」なんて自分を責める必要は一切ない。動機の深さと、続くかどうかは、ほとんど関係がないからだ。

— 02

続かないのは、動機の燃料が尽きただけ

じゃあ、なぜ続かないのか。

私はこう考えている。動機は、燃料みたいなものだ、と。

最初は満タンで、勢いよく走り出せる。でも、走り続ければいつか減る。これは当たり前のことで、誰のせいでもない。

「痩せたい」が動機だった人は、ある程度痩せたら燃料が減る。逆に、思ったより痩せなかった現実を見て、燃料が一気に空になることもある。

「モテたい」が動機だった人も同じだ。少しモテるようになって満足するか、変わらない現実に気づいて気力を失うか。どちらにしても、最初の燃料は使い切られていく。

これは、動機が悪かったわけじゃない。

動機が、ちゃんと役目を
果たしただけだ。

ここを、絶対に勘違いしないでほしい。役目を果たした動機は、責められるものじゃなく、感謝されるべきものだ。だって、それがなければ最初の一歩は踏み出せなかった。

問題は、その後どうするか。

選択肢は二つある。今ある燃料に、新しい燃料を継ぎ足すか。あるいは、まったく違う燃料を見つけるか

どちらも、自然なことだ。続けてる人だって、最初の動機のまま走り続けてるわけじゃない。途中で動機が変わっていって、別の理由で続けている、ということがほとんどだ。

だから、「最初の動機が薄れてきた」と感じても、それは終わりのサインじゃない。次の燃料を探すタイミングが来た、というだけのこと。

— 03

徹底するより、ラフに続けるほうが強い

ここまで読んでくれたあなたに、もうひとつ大事なことを伝えたい。

始めたばかりのとき、徹底しすぎないこと。

あるデータがある。最初から頑張りすぎる人ほど、続かない傾向にある。これは多くの現場で言われていることだ。

気持ちはすごくわかる。何かを始めるとき、「ちゃんとやろう」「どうせやるなら本気で」と思ってしまう。週5でジムに行こう、食事も完璧に管理しよう、サプリも揃えよう、ストレッチも毎日やろう。

それは情熱の表れだから、決して悪いことじゃない。

でも、これがいちばん1ヶ月で挫折する道でもある。

だから、最初からこう決めてしまってほしい。

「義務にはしない」と。

やりたい日はやる。やりたくない日は、しっかり休む。罪悪感を持たずに、堂々と休む。

これだけで、続けやすさは劇的に変わる。

なぜなら、義務になった瞬間、トレーニングは「楽しいこと」から「やらなきゃいけないこと」に変わってしまうからだ。人は、やらなきゃいけないことから逃げたくなる生き物だ。それは、あなたの性格の問題じゃなく、人類共通の習性だ。

完璧な1ヶ月より、ゆるい1年のほうが、体は確実に変わる。

「ちゃんとやらなきゃ」を手放すこと。これは、サボりや甘えじゃない。続けるための、いちばん大事な技術だ。

— 04

やる気が出ない日の、5分だけルール

とはいえ、人間だから、長い期間まったくやる気が出ないこともある。

仕事が忙しかったり、何か嫌なことがあったり、季節が変わって気分が落ちたり。理由はさまざまだけど、「ジムに行く気が、どうしても起きない」という日は誰にでも来る。

そんな時に、覚えておいてほしい言葉がある。

「5分だけ、やってみる」

家でスクワット5回でいい。ジムに着いて、軽い種目を1セットやって帰ってもいい。それで終わりにして、堂々と帰る。それで十分だ。

「そんなんで意味あるの?」と思うかもしれない。

ある。それも、想像以上に大きな意味がある。

0と1の差は、1と10の差より、はるかに大きい。

何もしなかった日と、5分だけでも体を動かした日。この二つは、まったく別物だ。前者は「またできなかった」という記憶を刻む。後者は「自分はちゃんとやれてる」という記憶を刻む。

そして、5分の積み重ねは、思っているよりずっと早く未来を変える。1年後、ふと振り返った時、「あの5分があったから、今がある」と思える日が、必ず来る。

だから、ひとつだけ、覚えておいてほしい。

ゼロにしないこと。

これだけ守ってくれれば、あとはどんなにラフでもいい。

— 05

燃料を絶やさないための、3つのヒント

ここからは、続けるための具体的なヒントを3つ、共有したい。どれも、明日から試せるシンプルなことだ。

① 動機を、ひとつに絞らない

最初の動機が「痩せたい」だったとしても、それだけに頼らないでほしい。

「健康でいたい」「気分転換したい」「自信がほしい」「服が似合う体になりたい」「いい姿勢でいたい」。動機は、いくつあってもいい。むしろ、多いほうが強い。

ひとつの燃料が尽きても、別の燃料が残っていれば、走り続けられるからだ。

最初は意識して、自分の中に複数の動機を育ててみてほしい。トレーニングをしながら、「あ、これも気持ちいいな」と感じることがあったら、それも新しい動機になる。

② 他人軸も、自信に繋がるなら大事にしていい

世の中には「他人軸はダメ、自分軸を持ちなさい」と言う声が多い。でも、私はそうは思わない。

「誰かに褒められたい」「見返したい」「綺麗だと言われたい」。これも、立派な動機だ。

なぜなら、他人からの評価をきっかけに自信がついて、その自信が自分を支えるようになることって、本当によくあるからだ。

最初は他人軸でも、続けていくうちに「自分でも気持ちいい」「自分のためにやってる」という感覚が育ってくる。それが、本当の意味での自分軸の始まりだ。

だから、他人軸の動機を持つ自分を、恥じる必要なんてない。それで自信が得られるなら、堂々と使っていい。

③ 小さな変化に、自分で気づく癖をつける

体は、思っているよりゆっくり変わる。鏡を見ても、体重計に乗っても、最初の数週間は何も変わってないように見えるかもしれない。

でも、実は変わっている。それも、意外なところで。

「階段を上がるのが楽になった」「夜よく眠れるようになった」「肌の調子がいい」「朝、すっきり起きられる」「ちょっとしたことでイライラしなくなった」。こういう小さな変化が、最初に現れる。

これに自分で気づけるようになると、それ自体が新しい燃料になる。

毎日鏡を見る必要はない。ただ、自分の体や気分に、少しだけ意識を向けてみてほしい。

— 06

そしてもうひとつ、大事なこと

ここまで、続けることについて話してきた。これがいちばんの大前提だ。

でも、これと同じくらい大事なことが、もうひとつある。

それは、食事だ。

「えっ、食事制限とか無理…」と身構えなくていい。完璧に管理しろという話じゃない。

ただ、今食べているものをほんの少しだけ意識する。それだけで、体は驚くほど変わる。

トレーニングをどれだけ頑張っても、食事が伴っていないと、結果が出るスピードは半分以下になる。逆に、食事を少し気にするだけで、トレーニングの効果は何倍にもなる。

これについては、別の記事で詳しく書こうと思っている。「ほんの少しから始める食事の話」として、また優しく、具体的に書くつもりだ。

Coming Soon — Next Article

ほんの少しから始める、食事の話

— Outro

おわりに

長くなってしまったけど、伝えたかったことは、たぶん、たったひとつだけだ。

頑張らなくていい。
でも、ゼロにはしないでほしい。

続けるって、それくらいシンプルなことなんだと思う。

このサイト「aesthetic build」は、続けるための「正解」を押し付ける場所じゃない。どんな動機でも、どんなペースでも、何かを変えようとしている人すべての伴走者でありたいと思っている。

あなたが今日、少しだけ体を動かす。それだけで、何もしなかった昨日とは違う一日になる。

そして、その小さな一日が積み重なった先に、理想のあなたが、ゆっくりと立ち上がってくる。

理想の自分は、誰も与えてくれない。
日々の生活の中で、ゆっくりと立ち上がってくるものだ。

その過程を、私たちは一緒に歩いていきたい。

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